新卒採用面接が進んでいます。皆さん優秀ですね。就職を目指してる学生さんの参考に気づいたところを書いていきます。
この記事はこんな人におすすめ
- どんな人が選考を突破してるのか知りたい
- 自分もポイントを押さえて内定をもらいたい
- 希望する会社に入社したい
この記事では、就職を目指して就職活動をしている人に向けて、内定に向けたポイントを共有していきます。
面接の目的を理解している
新卒採用面接にしろキャリア(中途)採用面接にしろ、一言で言えばこの人と一緒に仕事がしたいと思うか否か、それを見極めるのが面接の場だと思います。
面接の目的はそれに尽きると言って良いでしょう。
面接する側が何を目的に面接をしているのか。
目的をしっかりと理解して臨むことが大事です。
今年の新卒採用面接は全てオンラインで行ったわけですが、恐らく喋る一言一句をパソコンの向こう側に用意をして、こちらからの質問に対して読み上げている人がいました。
想定問答の準備をしておくことは心構えとして素晴らしいことですが、こちら側としては決して用意してきた原稿を読み間違えないで言えることを評価したいわけではないですよね。
それでは一緒に働きたい人かどうかの判断がつかないというのもお分かりいただけると思います。
ではどうしたら良いか。
主張したいポイントをまとめておいて、あくまで自分の言葉で噛み砕いて伝える。
自分自信を正しく評価してもらうためにも、そういったことが必要になるでしょう。
訴えたいポイントを明確に
前の項目を踏まえていれば、訴えたいポイントも明確になってくるでしょう。
自分の言葉で伝えるためにも、ポイントが明確になっていることが大事です。
面接の前にエントリーシートを見ていると書かれている内容に一貫性が無い場合があります。
実際に面接で話を聞いてもそれは同様で、それは1つの事象に対して、自分なりの考えのゴールにたどり着いていないまま、思考するのを終わりにしてしまっているのかも知れません。
それとは反対に、どういった切り口で質問をしても一貫性のある答が得られる優秀な学生さんも見られました。
これは生まれ持った才能以上に、普段からの心掛けが重要だと考えます。
就職活動の準備では、自己分析を繰り返していると思いますが、その中で大事なことは「なぜ?なぜ?なぜ?」と1つの事象に対して「なぜ?」と問いかけること。
なぜ?の階層を出来るだけ増やすことです。
この行為は就職活動だけでなく、社会人になってからも必要になってくるスキルなので、学生時代から癖をつけていく意識で取り組むのが良いです。
また、頭の中で整理するのと同時にアプトプット(文字に)してみることも大事だと言えるでしょう。
そのやり方として、自己分析結果はマインドマップでまとめるのが良いかも知れません。
マインドマップであれば、結果を上書きして最新化したり、全体を俯瞰してイメージでとらえることができたりと、自由度が高いですし、表形式のように序列を意識しないで書き出せるからです。
マインドマップのツールやアプリは無料のものが出回っているので、自分がハンドリングしやすいものを探してみてください。
時には演じることも大事(嘘も方便)
社会人になると、正直であることと同時に演じることが大事になってきます。
必ずしもすべてを正直にやることだけが成功の秘訣とは言いきれないのが現実ですから、時には自分が思うことと違っても、目的を達成するため最短ルートは何なのか?最重要視するべきことは何なのか?それをブラさないことが大事だと考えます。
人間であれば、多少なりともプライドはあるでしょう。
面接の場ではどうでしょうか?面接の目的が内定を取ることなのであれば、プライドを優先するのか内定を取るためにやるべきことを優先するのか。
そういったことを自分の中でも明確にすべきだと考えます。
面接の中でよくある簡単な質問で、「当社は希望する会社の中では何番目ですか?」というのがあると思います。正直な学生さんは「御社です」と言い切れないケースも多いようです。
明らかに事実とは反する嘘をつく必要はありませんが、ビジネスの場においては嘘も方便というのが必要で、面接官は面接の場でそういった振る舞いを観察している場合も多いです。
私自身が素直だったころを思い出しても、方便とは言え嘘をつくことには抵抗があるのはよくわかります。
そんな場合はどうでしょう、「(今日面接している中では)一番です!」としてしまうのは。言い方や考え方次第で180度意味合いを変えられるも日本語の良い機能ですから。
私が面接をした学生さんで、実際に入社してきた時に聞いた話がありました。
「実は元々はあまり志望度合いが高かったわけではなかったんです。」ということ、そして「選考の過程で少しずつ志望度合いが高まってきました。」ということでした。
仮に彼が、面接が始まって間もないころに、おもむろに当社に対する志望度合いが低いことを現していたら、きっと後に入社したいと思う会社の内定を得ることも入社することも叶わなかったかも知れません。
基本的には相手を貶めるような嘘はNGですが、ビジネスの場では、時には目的を果たすために必要な嘘が言えることも必要だと思っておくのが良いと考えます。
まとめ
Googleで検索をすれば、面接時の質問集、回答集は無数に出てきます。それはそれで大事なことですから、ぜひ事前の想定問答集を作る際の参考にしてみてください。
ですが読んでみても、模範解答の一つにはなるものの、その人ひとりひとりに求められている質問の答えにはならないと感じます。
2021年度改めて新卒採用の面接をしてみて改めて感じたのは、決して台本を読み上げることではなく、ひとりひとりの価値を示すことができるよう思考を繰り返すことだと感じました。
模範解答に加えて、思考を繰り返し自分の意見や意思を持てるようになりましょう。
手間はかかりますが、就職は人生においても大事な節目になるはずですから、少し時間をかけて自分の本質的なところについて深く分析してみてはいかがでしょうか。