部長とか課長って肩書がつくと、急に「相談していい相手」が減るんだよな。上には上司がいるし、下には部下がいる。横の同僚とは評価競争がある。気づいたら誰にも本音を吐けないまま、一人で数字と向き合ってる管理職、意外と多いんじゃないかと思ってる。
実は中小企業の経営者を対象にした調査でも、相談相手がいないと答えた経営者がかなりの割合いるというデータがある。これ、経営者だけの話じゃなくて、俺ら営業の現場でも全く同じ構造だと思うんだよ。今日はその「相談相手がいない問題」を、営業管理職の目線で整理してみたい。

この記事はこんな人におすすめ
- 営業部長・課長になってから孤独を感じている人
- 部下には相談されるのに、自分の悩みを話せる相手がいない人
- チームの数字が伸び悩んでいて、視野が狭くなっている自覚がある人
- 他社の営業管理職とつながる方法を知りたい人
相談相手がいない管理職、実は結構いる
俺が部長になりたての頃、正直「相談相手」なんて概念すら持ってなかった。とにかく数字を作ることで頭がいっぱいで、悩む暇もないと思い込んでたんだよな。でも後になって振り返ると、あれは相談相手がいないことを「忙しさ」で誤魔化してただけだった。
中小企業経営者を対象にした調査でも、相談相手がいないと答えた人がかなりの割合に上るという結果が出ている。しかも興味深いのは、組織の規模が小さくなるほどその割合が高くなる傾向があるということ。これ、営業の世界でも同じで、少人数チームを任されてる管理職ほど孤立しやすいんじゃないかと俺は見てる。
なぜ管理職は相談相手を作らないのか
理由はいくつかあると思う。一つは「弱みを見せたくない」というプライド。部下の前では強くいなきゃいけないし、上司の前では無能だと思われたくない。これ、俺もずっと引きずってたタイプだから分かる。
もう一つは単純に時間がない。会議、同行、資料作成、部下のフォロー…気づいたら定時過ぎてて、誰かとゆっくり話す余裕なんて残ってない。あとは「相談しても分かってもらえないだろう」という諦めもある。営業の数字の悩みって、業界や会社によって事情が全然違うから、社内の人間にすら理解されないことが多いんだよな。
- 弱みを見せたくないプライド
- 物理的に時間がない
- 相談しても分かってもらえないという諦め
- 相談する文化が社内にそもそもない
相談相手を持つことで何が変わるのか
ここからが本題なんだけど、相談相手がいる管理職といない管理職とでは、はっきり差が出ると思ってる。実際、相談相手がいる企業の方が利益が増加している傾向があるという調査結果も見たことがある。これは経営者向けのデータだけど、営業現場でも感覚的にすごく納得できる話なんだよな。
相談相手がいると何が変わるかというと、まず「視野が広がる」。自分のチームだけ見てると当たり前だと思ってることが、他の人からすると全然普通じゃなかったりする。俺も他部署の部長と雑談してて「え、お前のとこそんなやり方してるの?」って驚かれたことが何度もある。そういう気づきが、自分のマネジメントのクセを直すきっかけになる。
それと精神的な部分も大きい。愚痴を吐き出せる場があるかどうかで、心の持ちようが全然違う。溜め込んだストレスは、結局部下への当たりの強さとか、判断の鈍さとして出てくるもんだから、相談相手がいることは回り回ってチームのためにもなるんだよ。
相談相手になりうる3つのタイプ
相談相手って一括りにしてるけど、実はタイプによって使い方が違う。俺の感覚で3つに分けてみる。
一つ目は社内の人間、つまり上司や同僚、信頼できる部下だ。これは一番手軽だけど、評価が絡むから本音を出しにくいという弱点がある。二つ目は税理士や社労士みたいな外部の専門家。利害関係がないから客観的な意見をくれるけど、営業の肌感覚みたいな部分には弱いことが多い。三つ目が他社の営業管理職、いわゆる経営仲間ならぬ「営業仲間」だ。立場も悩みも近いから一番話が早いし、自分だけじゃないんだと安心できる。俺個人としては、この三つ目をもっと増やすべきだと思ってる。
- 社内の上司・同僚・部下:手軽だが評価が絡み本音を出しにくい
- 税理士・社労士など外部専門家:客観的だが現場感覚には弱い
- 他社の営業管理職:立場が近く本音を話しやすい
営業仲間をどう見つけるか
じゃあその営業仲間、どうやって作ればいいのか。一番手っ取り早いのは異業種交流会だけど、ここで注意したいのは参加費だ。無料や格安の会は人が集まりやすい反面、名刺交換だけで終わる「営業されるだけの場」になりがちなんだよな。ある程度の会費を取る会の方が、本気で情報交換したい人が集まりやすいという傾向があると聞いたことがある。俺も実際、数千円程度の会費がかかる勉強会の方が、その後も連絡を取り合える関係になりやすかった実感がある。
最近だと経営者・管理職向けのマッチングサービスも増えてきてて、登録している決裁者の数がかなりの規模になっているサービスもあるらしい。わざわざ交流会に出向かなくても、オンラインで近い立場の人とつながれる時代になったのはありがたいことだと思う。
やるべきこと
- 多少会費のかかる勉強会・交流会を選ぶ
- 業界の違う管理職とも積極的に話す
- 一度きりで終わらせず継続的に連絡を取る
- まず自分の悩みを正直に話してみる
避けるべきこと
- 無料の名刺交換会だけで満足する
- 自分の立場を守るために話を盛る
- 相談相手を部下に求めてしまう
- 一人で全部抱え込んで結論を急ぐ
よくある疑問にサクッと答える
最後にQ&A形式で、よく聞かれることをまとめておく。
Q. 相談相手は何人くらいいればいいですか? A. 1人でも十分効果はある。無理に増やそうとせず、気楽に話せる相手を1〜2人作ることから始めればいい。
Q. 社内の人間には相談しない方がいいんですか? A. そんなことはない。ただ評価や人事が絡む話題は外部の相手の方が話しやすいことが多いというだけだ。社内外でバランスよく持つのが理想だと思う。
Q. 忙しくて交流会に出る時間がありません。 A. 俺もそうだった。だからこそオンラインのコミュニティやマッチングサービスをうまく使うのはアリだと思う。時間をかけずに人脈を広げる手段として検討する価値はある。
まとめ
相談相手がいないまま走り続けるのは、ある意味で一番危ない状態だと俺は思ってる。本人は気づかないうちに視野が狭くなって、判断がブレて、それがチームにも伝わっていく。数字を追うことと同じくらい、自分の心の置き場所を作ることも管理職の大事な仕事なんだよな。
まずは身近な一人でいいから、本音を話せる相手を探してみてほしい。社内でも社外でも、オンラインでもリアルでも構わない。その一歩が、結局は自分のチームの数字を守ることにもつながっていくはずだ。


