【営業職の転職】チームで売る時代に、自分に合う会社をどう見極めるか

営業職のキャリア・転職

個人の数字を追いかける働き方に限界を感じ、チームで成果を出す組織に魅力を感じ始めている営業担当者は多いのではないでしょうか。

営業という仕事は、どうしても個人の成績が目立ちやすい世界です。しかし現場でよく言われるのは、本当に強い営業組織はエース一人に依存せず、チーム全体で成果を積み上げているということです。今回は、そうした組織への転職を考えるときに押さえておきたい視点を、寅部長なりに整理してお伝えしていきます。

寅部長
寅部長

この記事はこんな人におすすめ

  • 個人プレーよりチームで成果を出す働き方に関心がある方
  • 転職活動で企業選びの軸が定まらず悩んでいる方
  • 面接でどんな質問をすれば自分に合う会社か見極められるか知りたい方
  • 入社後の働き方のギャップを減らしたいと考えている方

なぜ「チームで売る」組織に惹かれる営業が増えているのか

営業という仕事は成果が数字で可視化されやすく、どうしても個人戦のイメージを持たれがちです。ただ、現場でよく言われるのは、個人の頑張りだけで数字を積み上げる働き方には限界があるということです。情報共有が進み、案件が複雑化している今、一人の営業担当者がすべてを抱え込むより、チームで情報を持ち寄り、役割分担をしながら受注につなげていく組織の方が、結果として安定した成果を出しやすいという声があります。

私は、転職を考えるタイミングで「個人として評価されたいのか」「チームとして成果を出したいのか」という軸を一度言語化してみることが大事だと思います。この軸がはっきりしていると、求人票や面接での質問の仕方も変わってきますよね。

企業選びの軸は、転職を重ねるほど変わっていく

転職活動の経験がある方なら共感してもらえると思いますが、最初の転職と二度目以降の転職では、企業を選ぶ基準がかなり変わってくるものです。最初は年収や職種名といった分かりやすい条件に目が行きがちですが、経験を重ねるにつれて「どんなチームで働くか」「上司やメンバーとどう関わるか」といった、働き方の質そのものに関心が移っていくという声が多く聞かれます。

ですから、企業選びの軸が過去と今で変わっていても、それ自体は自然なことだと私は考えます。むしろ、軸の変化を自分の中で整理できているかどうかが、面接での受け答えの説得力につながるのではないでしょうか。

面接で見極めたいポイントとは?

チームワークを重視する組織かどうかは、面接での質問の仕方である程度見えてきます。例えば「チーム全体の目標達成のためにどんな工夫をしていますか」「成果が出なかったメンバーへのフォローはどうしていますか」といった質問を面接官に投げかけてみると、その会社が本当にチームで動いているのか、個人成績偏重なのかが見えてくることがあります。

また、面接官からチームワークに関する質問を受けた場合、それが入社の決め手になったという声も少なくありません。企業側がチームでの協働を重視して採用活動をしているかどうかは、面接の質問内容に表れやすいものです。

押さえたいポイント 押さえたいポイント

  • チーム内での役割分担や情報共有の仕組みを具体的に質問する
  • 成果が出なかったときのフォロー体制を聞いてみる
  • 面接官自身のマネジメントスタイルを尋ねてみる

気をつけたい点 気をつけたい点

  • 個人成績の数字だけで会社の良し悪しを判断する
  • 条件面の質問に終始してしまう
  • 表面的な社風のアピールを鵜呑みにする

転職エージェントとの付き合い方

転職活動を進めるうえで、転職エージェントを利用して企業とのやり取りを整理するという選択肢もあります。自分一人で求人情報を集めるよりも、担当者との会話を通じて自分の軸を言語化できたというエピソードは多く聞かれます。

私のおすすめは、面談の場で「チームで働くことを重視している」という希望をはっきり伝えてみることです。そうすることで、紹介される求人の傾向も自分の希望に近づいていくのではないかと思います。

入社後の働き方は、事前情報と一致するか

入社前に聞いていた残業時間や働き方の情報が、実際に入社してみたらどうだったかというのは、多くの転職者が気にするポイントです。ある調査では、営業職の残業時間の平均は月20時間前後という結果も出ており、求人票に記載されている情報と実際の働き方が大きくずれていないかを確認しておくことが大事だと思います。

また、フレックスタイム制を導入している企業では、コアタイムが午前11時から午後3時といった時間帯に設定されているケースが見られます。コアタイムの長さや時間帯によって働きやすさの感覚は変わってきますので、面接や面談の場で具体的に確認しておくと、入社後のギャップを減らせるのではないでしょうか。

企業研究の際には、求人票や企業サイトに記載されている従業員数や資本金といった基本情報にも目を通しておきたいところです。組織の規模感を把握しておくと、チームの動き方や意思決定のスピード感をある程度イメージしやすくなります。

マネジメントの立場から見た「活躍する営業」とは

採用する側の視点として、チームで成果を出せる営業担当者を求めているという声は多くの人事担当者から聞かれます。個人の数字だけでなく、周囲のメンバーに情報を共有し、チーム全体の底上げに貢献できる人材は、長い目で見て組織にとって大きな価値を持つと考えられているようです。

サッカー日本代表のように、スター選手一人だけでなく全員が持ち場で役割を果たすことで強いチームになるという例えは、営業組織にもそのまま当てはまると私は感じます。1on1のような個別の対話の機会を設け、メンバー一人ひとりの状況を把握しながらチーム全体を底上げしていくマネジメント手法は、現場でも広く意識されるようになってきています。

まとめ

チームで成果を出す働き方に魅力を感じる気持ちは、決して特別なものではなく、営業という仕事を長く続けている人ほど自然に行き着く視点だと私は思います。企業選びの軸が過去と今で変わっていても、それを自分なりに整理できていれば、面接でも自信を持って話せるはずです。

働き方の事前情報と実際のギャップを減らすためにも、残業時間やフレックスタイムの制度、会社の規模感といった情報は面談の段階でしっかり確認しておきましょう。チームで売るという視点を持って転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。

管理職として転職を考える方は、こちらの記事に整理しています。営業マネージャー(課長〜部長)が転職を考えたときの進め方

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